ボク（わたし）の寿命は１０年～１５年くらいです。

ボク（わたし）が一番辛いのは、大好きになった人間の家族と最後まで一緒にいられなくなること。

だからボク（わたし）を飼う前に、ずーっと一緒にいられるかよく考えてほしいのです。

 

人間の家族が望んでいること、ボク（わたし）は犬だからすぐには理解できないけれど

理解するようにがんばるから待ってほしいのです。

 

どうか、ボク（わたし）のことを信頼してください。

それだけで、ボク（わたし）はとってもシアワセなんです。

 

ボク（わたし）はたまに失敗しちゃったりいたずらしてしまったり・・・

だけど、長く叱ったり、罰だからと閉じ込めたりしないでください。

ちょっとづつだけどみんなに好かれるようボク（わたし）、がんばるから。

 

人間の家族にはそれぞれ楽しみや仕事や友達がいるけれど、ボク（わたし）には人間の家族がすべてなんです。

ボク（わたし）の楽しみやしあわせは、人間の家族と楽しく暮らすことなのです。

 

ボク（わたし）にもいっぱい話しかけてくださいね。

たとえ人間の言葉がわからなくても、家族の言葉や思いはボク（わたし）にも届くから。

 

ボク（わたし）のこと、人間と違うから扱い方がわからないかもしれないけど。。。

悪い事したら叱られても仕方ないけど、思いっきり叩いたりしないでね。

 

ボク（わたし）も、大好きな家族を決して傷つけたりしないから。

ボク（わたし）には、人間の骨を砕いてしまうほどの歯があるけれど、どんなことがあっても絶対、傷つけりしないって心に決めているんだ。

 

ボク（わたし）が言うことをきかないとか、手に負えないって思うようなことがあるかもしれません。

それは・・・

ご飯が足らなくて、お腹がぺこぺこで動けないのかもしれません。

太陽が照りつける中、長い時間、外につながれていてしんどいのかもしれません。

年をとって、心臓が弱って動けなくなったのかもしれません。

言葉ではつたえられないボク（わたし）たちだから、どうかよく見ていてほしいのです。

 

ボク（わたし）が年をとって、変な行動したり動けなくなったり。。

そんな時がくるかもしれないけれど、どうか人間の家族と同じように世話をしてください。。

お願いです。

 

そして、最後のお別れのとき、どうかボク（わたし）のそばにいてくださいね。

見てるのがつらいとか、わたしのいないところで、とか言わないでね。

最後の最後、虹の橋を渡るまでボク（わたし）は大好きな家族と一緒にいたいのです。

そうすればどんな痛みも、大好きな家族とお別れしなくちゃいけない辛さも、怖さも、ボク（わたし）は安らかにすべてを受け入れることができるのです。

 

最後にボク（わたし）が人間の家族を、いっぱいいっぱい愛していたことをどうかわすれないでください。